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湊かなえ 夜行観覧車 ネタバレ 原作 [ドラマ]

「湊かなえ 夜行観覧車 ネタバレ 原作」

さてさて、先週から始まった金曜日の22時ドラマ「夜行観覧車」ですが、

初回視聴率が11.7%とこの時間帯のドラマとしてはまずまずのスタートを切りました♪

あの2010年に話題となった「告白」の作者、湊かなえさんが原作者なので、
期待値は高いです。


このドラマ、小説を原作としており、ちょっと原作とドラマとはちょっと違うんですけど、

おおまかなあらすじや設定は同じです。


ということで、小説を読めばドラマの結末がほとんどわかってしまいます。

先が気になって仕方がないということはネタバレをどうぞ!!



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舞台設定は、高級住宅地のひばりが丘に向かいに住む高橋家と遠藤家。 

そして遠藤家の隣に住む小島さと子。


この三者について入れ替わりながら話は進んでいきます。


高橋家・・・父親は医者で、上品な母親と、3人の子供。
       
       医学部生の長兄、お嬢様学校の私立女子高生と
       
       末っ子の人気アイドル似でスポーツマンの名門私立高校生 
       
       一見絵に描いたような幸せ家族です。


       既に隠し事がありそうな予感。。。


遠藤家・・・無理をしてひばりが丘に家を建て
       
       ひばりが丘で一番小さい家と揶揄されています。
       
       娘が一人いるんですが、この娘がまた問題ありなんです。
       
       娘の彩花はわがまま放題で、母親をあんたと呼び、
       
       思い通りにならないと本や文具などを
       
       手当たり次第に壁や床に投げつけ、大声で毒づく女子高生。
 

       ジャイアンもびっくりの傍若無人ぶりですね^^

       相当家が荒れています。



で、ある日 殺人事件が起こるんです。

事件が起こったのは、問題が多発の遠藤家ではなく、

幸せいっぱいの高橋家です。

その直後に次男の高校生が行方不明になります!


どう見ても怪しい次男。

そんな二男をかばってなのか、母親が夫を殺したと自供します。

ここでは、真相はまだわからず。

ここから向かいの遠藤家の母・真弓と、娘・彩花、

おせっかいが行き過ぎてウザい隣人・小島さと子の日常へと触れていきます。




遠藤家の母・真弓は高級住宅地「ひばりが丘」に憧れ、

そこにマイホームを手に入れられば、人生がなにもかもうまくいくという

依存的思考の持ち主。

無理をして手に入れたひばりが丘のマイホームがあるにもかかわらず、

一向に良くならない人生。


そして、娘は近所中に響き渡る罵声で癇癪を起す問題児。

この娘は母親の期待を一身に受けていますが、

優秀ではなく、私立受験にも落ちてしまう落ちこぼれです。

向かいの優秀な高橋家にコンプレックスを持ち、次第に心が荒み、

あんな問題児になってしまったのです。


ある日暴れまわる彩花をみて

殺意という名のスイッチが入り、娘を殺そうとします。

本当に娘を殺してしまうのかドキドキします。
(こういう人間のブラックで生々しい心理を描くのが湊さんはうまいですね)

すんでの所で、訪問者があったり、防犯ブザーなどがあり、

思いとどまる真弓です。

高橋家だけではなく、遠藤家も問題を抱えているんですね。




遠藤家のお隣さん・小島さと子は、ひばりが丘を愛する偽善者。

アメリカに住む息子を溺愛しているようで、

結構な曲者です。



話は高橋家に戻り、あのさん兄弟は異母兄弟であることがわかります。

長男:前妻との子。頭がよく、医者を志している。

長女:現妻の子。頭がよく、建築士が目標。

次男:現妻の子。スポーツが得意で、バスケ部。


現妻は、夫に自分の息子の優秀さをアピールするために

次男に医者を目指すよう言いますが、

そこまで優秀ではない次男は成績を伸ばせず、追い詰められ

頭痛持ちとなってしまいます。


そんな次男に対し、母親は、バスケ道具を捨ててしまい、

次男はバスケの試合に出られないようになります。

そして、向かいの彩花の叫び声をきっかけに、

次男の不満がついに爆発します。


たまたま帰ってきた父がその場に遭遇し、

次男はもういいよと切り捨てる発言。


それに対し、自分たちが切り捨てられたと感じた現妻は

思わず父を撲殺してしまいます。


こんな感じが事件の真相です。



この後、事件をきっかけに三兄弟は結束し、

協力して生きていこうという締めで終わります。


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真犯人は淳子。

ひばりが丘という高級住宅地で起こる様々な負の感情が渦巻く物語でした。

己のちっぽけなプライドや体裁を守るために、

本当に大事なものを見失っているかもしれないと考えされました。

読後感は重いものがありますが、

ミステリーとしても秀逸ですので、

是非読んでみてくださいね♪







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